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[スタートアップ紹介Vol.8]Deceptions Everywhere(旧Illusive Network



あらゆるものがネットワークで繋がり、いまやコネクティビティの時代である。サイバーセキュリティ産業において、イスラエルは多くのR&D拠点を持ち、世界の主要な企業や国家とビジネスを進めている。イスラテック社もその流れをいち早く感じ、イスラエルのサイバーセキュリティ関連のスタートアップに以前から注目してきました。

URL : https://www.illusivenetworks.com

本日紹介する Illusive Networks のソリューションは、サイバーセキュリティネットワークの強化と、侵入を迅速に検知し、早期に攻撃から保護することができるシステムを開発し、金融・ライフサイエンス・ヘルスケアなどあらゆる分野で活用されています。Illusive Networksについて伺ってみました。

Illusive Networks はどのような企業でしょうか?

Illusive Networks は、IT ネットワークに存在するさまざまなトラップやフェイクの IP を利用することで、標的型攻撃や APT を防止・検証し、それに基づいて攻撃者を誘導するシステムを開発しているサイバーセキュリティ企業です。
攻撃者がネットに侵入して誤った情報に基づいて攻撃を開始すると、すぐに同社のシステムが検知して報告するため、セキュリティの管理者はリアルタイムで攻撃を特定して阻止することができます。
ありていに申し上げれば、相手が攻撃している間に、時間稼ぎをし、セキュリティ攻撃に対処する時間を生み出すソリューションです。数多あるセキュリティの会社の中で防御のコンセプトが興味深い企業です。

多くのサイバーセキュリティ企業がある中でllusive Networksをおススメする理由は?

今少し触れましたが、セキュリティにおけるトラップは、全てのコンピュータに実装する必要がある技術的なソリューションです。しかし、トラップは管理・更新し続けなければならず、多くのコストと時間を消費します。Illusive Networks のソリューションは、ユーザー側はコストをかけずに攻撃者のコストを増加させることが出来るシステムです。この点で他のサイバーセキュリティソリューションとは異なります。

まさに、サイバーセキュリティ先進国のイスラエルならでは生まれてきたようなスタートアップですね。そもそも、どのような背景でイスラエルのサイバーセキュリティは発展し、世界に注目されるようになったのでしょうか?

敵国に囲まれているイスラエルはその治安状況により、あらゆるサイバー攻撃からコンピュータシステムを保護する必要があります。一般的に、サイバー空間物理空間ともそうですが、防御側の方が大変です。その結果、独創的なシステムを開発する多くのサイバーセキュリティ企業が生まれ、世界中から注目されるようになりました。

日本がイスラエルのサイバーセキュリティ企業と連携を図るためにどのようなことが重要でしょうか?

イスラエルはイノベーションの源泉であり、今後、日本で課題となっていくデジタルヘルスセキュリティや、2020 年の東京オリンピック期間中のサイバーセキュリティの保護などです。
イノベーションの源泉というのは、いわゆるITネットワーク上のサイバー空間で登場する新しい攻撃、それに対しての防御への解決策を生み出す土壌としては世界で最適地の一つでしょう。
まず、彼らがどういう「哲学」でサイバー空間のセキュリティをとらえているのか、本質的なところの議論ができることがまずスタートのような気がしています。

各企業間で連携を図るよりも、国家間で連携を図る必要性もあると感じますが、その辺りは進んでいるのでしょうか?

日本とイスラエルの外務省・経済産業省は、デジタルヘルス分野におけるイスラエルのサイバーセキュリティと日本企業間で合意を結びました。
(ここにはあまり書けませんが、日本イスラエルの民間企業同士の連携も進んでおります)
イスラエルと日本は、自動車のサイバーセキュリティ分野でもパートナーシップを促進することを計画しています。日本企業の多くは、イスラエルが優れた技術大国であることを認識しており、また、イスラエルは、日本企業にイスラエル企業への投資を望んでいるため、今後も国レベルでも繋がりはより強くなっていくものと考えます。
弊社もその一役を担っていると考えています。

日本のサイバーセキュリティが発展するために、イスラエル企業から学ぶことはありますか?

イスラエルには、サイバーセキュリティに限ったことではなく、エコシステムがあります。これは、政府が多大な投資を教育システム・軍事および市場に行い、発展した技術やサービスを輸出することや、企業売却によってその金額の10数パーセントが政府に税金として還流し、再び投資に回していくというシステムです。もし日本が革新的なサイバーセキュリティソリューションを開発したいのであれば、イスラエルのエコシステムのように、官民一体となって投資していくことが必要ではないでしょうか。

今後サイバーセキュリティの中でもどの分野が注目でしょうか、また、イスラエルのスタートアップはどこに注力しているのか教えて下さい。

イスラエルでは情報セキュリティ管理者が、できるだけ多くのニーズに答えることができるだけ少ない情報セキュリティソリューションプロバイダ(「ワンストップショップ」)と協力したりすることに関心があるようです。
そのような「機能」企業が大量に売却する可能性は限られている。偽陽性(False-Positives) が多数発生するAIベースのサイバーソリューションを使用している企業は、(white-listing)の使用に戻るらしい。これはモノリシックで、より正確で、場合によっては望ましい方法かもしれません。
Darknet における需要の増加により、例えば、電子医療記録(EMR)の価値により、新しい分野であるHealthcare Security などの必要性が増しています。自動車のセキュリティの分野では、車外に設置された情報セキュリティ製品の採用が勢いを増しています。こうした分野は、まだまだ発展していく領域と考えています。

本日はありがとうございました。

URL : https://www.illusivenetworks.com

※イスラエルでは、こうしたスタートアップが 6000 社以上存在するといわれております。
弊社では、こうした企業の調査、目利きを行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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