[スタートアップ紹介Vol.56]Temi
今回は、ビデオ指向の自律型パーソナル AI アシスタントロボットを開発しているTEMI について、イスラテックインターンが、代表加藤に伺います。
今回ご紹介する、TEMIとは、どんな会社でしょうか?
率直な反応として、これは他のロボットより欲しいなと思いました。
これまでのパーソナルロボットとはどのように異なるのか、教えていただけますか?
そして「本体」には、完全な Linux ベースのコンピューターに加えて、LiDAR、2D、3Dカメラ、ホイールの動きを測定するエンコーダーなどのセンサーアレイがあり、Temi のナビゲートをスムーズに行う役割を担っています。設計者は、すべてのセンサーを相互に接続し、Temi が空間を通るパスを構築できるようにするアルゴリズムを構築しています。このナビゲーションのおかげで、Temi はおそらく他のロボットにはない能力を備えたプラットフォームとなりました。
なるほど!2台のコンピューターが入っているとは知らなかったです。色々なセンサーも内蔵されているのですね。
今のお話から想像すると Temi の用途は様々あるなと感じました。
例えばコロナ禍での活用機会とかも考えられますよね?
おお、すでにそういうことが行われているのですね。確かに簡単な作業で、感染リスクがある接触は、最低限にしたいですからね。
おっしゃる通りですね。
Temi は、8 時間動作し、1 時間あたり最大 3.6km 移動でき、5 ポンドの重量を運ぶことができるため、あらゆる場面で活用ができ、ヒト同士の接触時間も軽減されるため、感染リスクを抑えることにもなります。
2019 年から日本でも取り扱いが進んでいますし、一度、商業施設で見かけたことがあります。今後日本でも活用の機会は増えていくのでしょうか。
まず、同社の主要市場の1つは、中国、日本、韓国などの東アジア諸国であり、ロボットソリューションを採用する意欲が高いことで知られています。
現在、数百台の Temi が香港、韓国、中国の病院や養護施設に配備されており、遠隔熱サンプルを採取し、トレイに衛生陶器を採用することで感染のリスクを軽減しています。
家族、医師、患者がビデオ通話を通じて互いにコミュニケーションをとることも可能です。高齢化が進んだ日本では、コロナ禍でなくても Temi のようなロボットは色々な場面で活用の機会があるので、今後需要が伸びると思いますね。
確かに、これだけ高機能で、幅広い活用方法があると世界中で必要とされる日が来る気がします。
ちなみに加藤さんは、Temi の事はいつ頃知ったのですか?
ただ、その頃は、歩いていく人を追っかけるようなスーツケース製品だけを開発していた記憶がありますね。
いずれにしろ、基本的に、イスラエルのスタートアップは、会社ができたタイミングでほぼ同時ですべて見ています。Temi は、当初の製品だけを見れば正直心許ない感じはありましたが、最初のころに比べてかなり洗練されてきて、ピボットもして事業の幅を拡げています。
さすがですね。
Temi は私も欲しいくらいなので、これからますます期待が持てますね。
Temi のような企業がイスラエルでは生まれ続けていますので、今後も多くの企業について伺っていきたいと思います。
本日は、ありがとうございました。
※イスラエルでは、こうしたスタートアップが 6000 社以上存在するといわれております。
弊社では、こうした企業の調査、目利きを行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
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