[スタートアップ紹介Vol.46] Climacell
イスラテックインターンが、日本の企業ソフトバンクも投資している、天候予測データを提供する企業であり、政府や企業にデータを共有するだけでなく、個人利用できるアプリも提供している 「 Climacell 」について、代表加藤に伺います。
ClimaCell とは、そもそも、どんな会社でしょうか?
政府にも提供しているということはその正確性に関しては信頼度が高いものと感じますね。どのような技術によって、全天候を監視・把握し、共有しているのでしょうか?
なるほど。様々なデータを利用しているのがわかりました。しかし、日本の天気予報アプリなども同様かと思いますし、日々進化してきていると感じますが、どのような点が大きく異なるのでしょうか?
全世界のあらゆる天候に対応可能ということですが、実際どのような場面での使用機会を想定したものか、実際の導入事例と成果も併せて教えていただきたいです。
HyperCast™ および HyperCast™ Aviation HD ウェザーマップソフトウェア、およびMicroweather™ API を多くの業界へデフォルトのマイクロウェザープラットフォームとして提供しています。例えば、この技術を発展途上国に適用した場合、気象産業の開発や公衆の安全向上を可能にします。
また、モビリティ業界全体に対しては、リアルタイムの気象データをビジネスプロセスに組み込む機能を提供しており、気象関連の非効率性も削減しています。
なるほど様々な面で活用できるということですから、日本の豪雨による災害などにも役立てられそうな感じですね。
日本といえば、SB エナジーが参画しておりますが、実際はどのように導入が予定されているでしょうか?
SB エナジー は、ソフトバンクグループの子会社であり、日本を代表する再生可能エネルギー企業の1つです。再生可能エネルギーの業界は天候の正確な予測に大きく依存しているため、精度の高い気象予報システムを日本の業界にもたらすことを目的として ClimaCell に投資しました。また、SB エナジーは、再生可能エネルギー、IoT、モビリティの交差点に ClimaCell の天気予報システムを展開することで、グローバルな新しいビジネスチャンスを模索しています。この正確な天気予報テクノロジーは、再生可能エネルギーだけでなく他の産業にも大きな利益をもたらし、人々の命を救うことができ、極端な気象変化に関する将来の意思決定にも役立つと思います。
日本は、気象による災害も多いので、今後活用される日が来ることを期待しています。
また、個人用のアプリを導入してみましたが、ウェザーニュースや Yahoo 天気とは異なる印象で、見やすく使いやすい UI でした。
もっとイスラエルのスタートアップがアプリなどを通して、個人でも認知されていくと良いなと思っています。
本日はありがとうございました。
※イスラエルでは、こうしたスタートアップが 6000 社以上存在するといわれております。
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