新型コロナウィルス関連雑感(航空便・移動編) | Isratech / イスラテック

新型コロナウィルス関連雑感(航空便・移動編)



新型コロナウィルスに関連して医学的、経済的、政治的、その他情報はありふれていると思いますので、
航空便・移動全般のことについてまとめてみました。

弊社スタッフ、関連業務を行っていた方も、ここ1カ月ほど、イスラエル、欧州(乗継地)を出入りしていたため、
【平時】と危機である【今回】について備忘録変わりにまとめております。

事実ベースです、危機の際は、公開情報のみでは、実際に対処できないことが多く、マニュアルも存在しないため、こうした事態が起きた際の危機管理の何かの参考になればと存じます。

■航空便、移動全般について

【平時】チケットは、第三者や格安サイトで節約。
【今回】1~2万をケチらず、各航空会社から直接取ること。
→該当便の欠航、帰国日の変更、フライトキャンセルになると、第三者サイト経由で取得したチケットは、
変更が難しく、破棄することになり、結局チケットを取り直し、結果的にコストがかさむことに。

【平時】航空会社は各国共通の規定
【今回】基本異なるため、各国窓口で確認(ただし、電話は非常につながりにくい、チャットボットほとんど機能せず)
→ 同じ航空会社でも、各国のオペレーション(国によっては人によって)対応が変わる。
→ 各国窓口の人は一生懸命対応しているので、怒らない
→ 電話は基本通じないと思った方がいい。30 分以上つながらないのは、普通。今回、何十回かけてようやくつながりました。
→ 日系の航空会社は、素晴らしく各国対応が同じ。ただ、現地ではできないことも多い。

【平時】航空便の突然キャンセル(前日)が起こりにくい。
今回】航空便の突然キャンセル(前日、もしくは当日)はある前提で動く。
→キャンセルになった場合、空港で一泊するのか、代替便を取るのか。
→キャンセルになってもパニックにならないために、次の一手、代替プランを予め想定。
→代替便手配済みにもかかわらず、キャンセル便しか連絡してこないこともあり、取得する情報の精査する能力の保持、疲れていたりすると冷静な判断ができない。
→→パニックにならない

【平時】空港→ホテルの移動は問題なし。
【今回】平時からは想像しづらいが、通常移動もリスクと想定。都市封鎖で外出制限が出たらどうなるの?
→可能であれば、前日に空港近くのホテルへ移動。不確定要素が高いため、移動リスクは最小限に。
→特に母国語の言語以外の地域にいる場合は要注意。検疫担当も臨時で来ていることが多く、英語が話せない場合多し。
→これは、おそらく欧州以外の地域でも同じ。

【平時】乗継1.5時間→頑張れば大丈夫。
【今回】乗継、長くても最低4時間以上確保。乗継国の検疫体制、入国規定が見えないためリスクを想定。
→自分の便は良くても、他便の影響を受ける可能性大。
→各国空港毎の乗継ぎのオペレーションは公開されておらず、搭乗国でも情報がない場合が多い。聞いても、そんなことは知らないといわれて、終わる。(皆それどころではない)
→長距離便に乗るとその間に、オペレーションが変わる場合もあり。

【平時】航空便が飛んでいれば、搭乗できる。
【今回】その国の国籍、パスポートを持っていないと、搭乗拒否されることもあり。
→欧州などシェンゲン協定があるような国でも、危機になると一斉に各国同士が、調整を始めないまま、
急に、独自の規定を作るため、各国対応が異なる。日付をまたぐ場合など要注意。
→現地大使館も情報が錯綜(航空会社により規定が違う、状況が刻々と変わる)しており、事前に正確な情報確認が難しい。

【平時】不特定多数の人と、想定外の場所で、密集空間に長時間いることはない。
【今回】予想しない所で時間がかかる、しかも長時間、密集空間。
→移動の全行程をリスク管理できる人間は、移動する本人しかいないが、
安全地帯にいる人はリモートで側面支援を全力でやる。(特に電話)

【平時】英語が使えれば大丈夫。
【今回】乗継地、到着国の言語でしか対処できない場合もある、もしくは、対処に時間がかかる。
→ロシア語、ドイツ語、イタリア語(検疫)でしかできない。場合など想定。
母国語でない人は、後回しにされる。→→時間がかり、乗り継ぎ便に乗れない。

これ以外にも細かいところはありますが、皆さまの参考になれば幸いです。

最後に、現在、医療の最前線で頑張っておられる方に敬意を表する共に、
お亡くなりになられた皆様に謹んでお悔やみ申し上げます。

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