組織として「成果」を出すコミュニケーション術 | Isratech / イスラテック

組織として「成果」を出すコミュニケーション術



組織として「成果」を出すコミュニケーション術

イノベーションをビジネス化していく際には、多くの問題が起こるため、それに対処していくにあたってコミュニケーションは要です。たとえば、社内でも社外でも全く技術的背景が違う人に、自分たちの技術やコンセプトを伝える場合、「なんとなくすごい」では伝わりません。「失敗がなぜ起こるか」の原因の 1 つは、コミュニケーション「量」が不足することで、問題が起こりやすくなります。問題は起こる、問題が起こったときに、どう適切に対処するか。どう人を動かすか、どう組織を軌道修正するか。コミュニケーションは個々人の問題のように見えますが、個々人のコミュニケーションは、組織にも波及します。最速最大の「成果」を出すことを意識した上でコミュニケーションしないと、組織とし「成果」を残せません。イノベーションをビジネス化していくプロセスでは、1 人で完結することはほぼありませんので、「組織」として、「成果」を出すコミュニケーションを意識する必要があります。

会話 1 つとっても、当事者間同士だけで完結する場合と、組織に波及させるコミュニケーションは異なります。実際にプロジェクトを進めていき、軌道修正するとなると、スピードを優先するあまり、会話に重きを置きがちです。ただ、話すと同等以上に、書く力は重要となります。さらに、経営者自身、ビジネス開発責任者としては、発信する力は、最重要となります。書く力、話す力、発信力の根幹の「言語化力」が重要です。

経営者自身から最大限遠くの相手へ届かせようとする(物理的に距離が離れている相手、経営者から新入社員レベル)となると、話すだけでは不十分です。話すだけでは、時間とともに消えてしまいます。話した「だけの」言葉は、消えてしまいます。見える化できないことは、定着しませんので、徹底できません。徹底できないと、文化になっていきません。多くの会社で「経営理念」を、紙に張り出すことと同義です。

当然、社内だけでなく社外にその影響が及びます。最先端のイノベーションへのアクセスする際、自分たちのイノベーション戦略に基づいて効果的なメッセージを発信できるかです。「話し」言葉は、社外に届きませんので、工夫が必要です。いずれにしろ、「成果」達成を見据え、チームがどう動くのかを考えた最適なコミュニケーションであることが最善です。求められるコミュニケーション能力を少し整理してみます。

見る、読む:必要な場面…多方面からの情報を収集し、読解する力

書く:必要な場面…駐在員が日本本社へ伝え、本社を動かす場合。書いたこと以外では説得できないと思ったほうがいいです。情報を社内外に効果的に広く共有し続けなければならない。他者へしっかりメッセージを伝える必要がある場合。
※特性:見える化に向く。強度は伝えにくい。スピードに欠ける。言語化をきちっとすれば、組織(経営レベル、対外的に発信できるレベル)を動かすこともできる。

会話:必要な場面:異分野の人とスピーディーに話す会話、語彙力も必要。交渉やコミュニケーション。

※特性:強度やスピードが必要な場合。
整理するとこのような形でしょうか。

組織として最大の成果を得ることを目標とし、スピードを持ちつつ、組織としての経験値をいかにため込んでいけるか、それを見据えたコミュニケーション手段の浸透が求められます。同じ言葉でも、使うシーンやタイミングで、話し言葉と書き言葉では、全く異なって受け取られます。チームがどう動くかを考えた最適なコミュニケーション方法は何か。経営者はもちろん、新入社員レベルまでにそれが浸透していることが理想です。時間の短縮につながります。

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