エコシステムを主導するような、変化を作り出す側に立てるか | Isratech / イスラテック

エコシステムを主導するような、変化を作り出す側に立てるか



エコシステムを主導するような、変化を作り出す側に立てるか

スマホは今では、常識です。この常識も、マイクロソフトや、インテルでさえ、このスマホの黎明期は「いつどう変化が起こるか」は読み切れませんでした。マイクロソフトは、スマホの OS のシェアが低く、インテルも、ARM に後塵を排しました。テクノロジーやイノベーション全般がもたらす本質的な変化は、「そんなことは起こりえない」「そんなことは、まだまだ先だ」という捉え方になってしまいがちです。

ただ、変化は過ぎ去って浸透してしまえば、それほど、意識しなくなります。それが、「大きい」変化の恐ろしいところです。両社の事例は日本企業以外でも起こっているイノベーションのジレンマの事例です。スマホへの流れの中で起きた問題の本質点は、他業界で起こるイノベーション、起こりつつある変化に対して、「自社がどうすればいいか、変化のスピードを読み切れなかった」典型的な事例と言えるでしょう。

例えば、通信業界。大きなトレンドは、GSM → 3G → 4G → 5G という流れです。これは、業界外にいても、一定量その情報自体は入ってきます。入ってこない情報は、時代がこう変わっていくという変化の「情報」ではなく、変化そのものの「速度」です。何がどうかわるのか。「変化の兆し、実態をどう掴むのか」でも記した通り、「いつ」起こるのかを読み違えることは、企業の生死に関わります。

自分たちが想定しないであろう時期、起こるはずないという時期と根拠のない判断をしてしまうと、その「察知感度」は鈍くなります。根拠のない判断の根底は、それだけ、最前線にいる「つもり」でも、それ以外のところでの変化の可能性を軽視することから起こります。

第一章では、現在何が起こっているか、将来どうなっていくか、今後「変化」が起こっていく中でそれをどう察知していくのかに終始してきました。第二章以降では、私たちは、未来に積極的に関わっていこうとする際に、変化を「待つ」察知する側ではなく、変化を「作り出す」主導する側に行かないと、時代の中で生き残っていないといけないと危機感を抱いています。

リクルートの「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」というイノベーションを事業化していく正鵠を射た名言があります。二章以降では、自社が今後積極的に関わっていく業界であれば、変化の傾向を察知できる数値を 1 つでも取れる位置に行く重要性、エコシステムと「関わる」から「主導する」ことへシフトする時期に来ている点に触れます。

私たちは、時代の変化に対応し続ける必要があります。そのタイミングを察知できる指標をどう掴むかではなく、指標を作れる側になるか、そういう戦略を経営者自身が組織化できるようなところまで記していきたいと考えています。第二章では、今後テクノジーで起こる変化にどう対応するか、第三章では、未来への準備として、未来に対して先行するイスラエルとビジネスするにあたって必要なこと、テクノロジー全般的な話です。未来にどうテクノロジーが作用していくか、イノベーションを掴み、テクノロジーをどうビジネスにつなげていくか。第四章では、イスラエルとどうかかわるのか、第五章では、テクノロジー全般をどうとらえるのか、第六章では、未来に先行するイスラエルと関わり続けたほうがいいかの視点か。七章では、日本はどうすればいいのか。イスラエルとの関係を深めていくにあたり、最適に未来対応していく際の心構え的なこと。想定されることについてです。最後の八章では、未来型組織になるべく、経営者自身が知っておいた方がいいことをまとめていく予定でございます。一部変わっていく可能性もありますが、お付き合いいただけますと幸いです。

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